「ははうえ、『くりすます』とはなんですか?」
「一年間良い子にしていた者のところに
『さんた』さんという赤い着物を召した白ヒゲの好々爺が
『くりすます』の夜にやってきて贈り物をくださるそうだ」
「『三太』?」
「うむ、佐吉のそれはシンゲン公だがな」

「佐吉は俺に似て、奥ゆかしく大人しく利口であるからな、
きっと素晴らしい品を賜るに違いない」
「……」(さこぬ)
さっそく、佐吉は父上からもらった足袋を枕元に
小さな胸を高鳴らせながら眠りにつきました。

「『三太』とは、へいぼんな なまえであらせられるな…」
続く。
はい、こんばんは!一応原稿が一段落しました。
イベント準備と平行しながらムソプレイ始めますV
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